• ホーム
  • 睡眠障害は生活リズムを崩す引き金になる

睡眠障害は生活リズムを崩す引き金になる

睡眠障害の中で最も患者数が多い状態として4つに分類されます。

  • 不眠症でなかなか寝付けない入眠障害
  • 何度も目覚める中途覚醒
  • 起きた時にぐっすり眠った気がしない熟眠障害
  • 遅く寝ても明け方などに目覚めてしまう早朝覚醒

いずれも睡眠不足を招き昼間の倦怠感や作業能率の低下、食欲不振など体調不良を招く原因となります。
睡眠障害は生活リズムを崩す引き金となり体内時計を狂わせ、それによってさらに睡眠の質が悪くなるという悪循環に陥ります。

睡眠障害を招く直接の原因は睡眠ホルモンとも呼ばれるメラトニンの不足です。
メラトニンは脳内の松果体という場所で作られますが加齢によって分泌量が減るため、高齢になるほど早起きになり夜中に何度も目覚めたりすると言われます。
メラトニン不足に加えて体内時計の調節能力も衰えて来ることから睡眠障害になりやすく、いったん生活リズムが崩れると改善させにくくなると考えられています。

メラトニンは脳内の神経伝達物質セロトニンを原料にして日没後から夜中にかけて生成されます。
セロトニンは午前中の太陽の光を浴びることで体内時計がリセットされて分泌が促され昼間しっかり活動することで活性化します。
メラトニンのほうはセロトニンの分泌スイッチが入った時にその14時間後から16時間後の分泌が予約された状態になります。
メラトニン分泌は日没後から始まり最も分泌量が多くなるのは夜中の午前0時から午前2時の間とされ、昼間は分泌しないため昼夜逆転生活ではどうしてもメラトニン不足になります。

メラトニンの分泌量を増やすにはまずセロトニンを増やす必要があり、朝の太陽光をきちんと浴びて体内時計をきちんとリセットさせてセロトニン分泌を促します。
セロトニンの材料となる必須アミノ酸のトリプトファンを摂取するため大豆や肉、魚などの質の良いたんぱく質とビタミンB6を多く含む規則正しい食事をしてセロトニンを増やしメラトニン分泌を促します。
生活リズムを整えるほうが先決という場合メラトニンを主成分にした薬を服用し、睡眠障害を緩和しながら体内のメラトニン分泌量アップを目指すという方法もあります。

薬に頼らないで睡眠障害を改善させる方法

加齢や夜型生活など睡眠障害を引き起こす原因はさまざまですが、いったん生活リズムが崩れてしまうと、朝の太陽の光を浴びて体内時計をリセットし昼間にセロトニンを十分に分泌させることが難しくなります。
セロトニンは幸せホルモンと呼ばれる脳内神経伝達物質で幸福感を左右するとされ、セロトニン不足がうつ病を招く心配もあります。
不眠とうつは表裏一体の面もありセロトニンやメラトニン不足が大きく関わっていると考えられています。

メラトニン不足から睡眠障害に陥って昼間の倦怠感や作業能率の低下を招きます。
セロトニンの分泌を促すために材料となるトリプトファンを摂取しようとしても食欲不振のため肉や魚などたんぱく質がしっかり摂れず、セロトニン量が足りていないままではメラトニンの十分な分泌もおぼつかなくなります。
規則正しい食事を心掛けても睡眠不足の影響で代謝機能まで落ちている場合、肝心の栄養素がうまく活かせないこともあります。
メラトニンを薬で摂取して先に生活リズムを整えた上で睡眠障害の改善を図るほうがスムーズな実行が可能になります。

薬のメラトニンの助けを借りながら自分の体内でのメラトニン分泌を促すには昼間のセロトニン分泌の促進がカギになるため、朝に太陽の光を浴びる必要があります。
セロトニンの材料になるトリプトファンを含む大豆や肉、魚の摂取とトリプトファンをサポートするビタミンB6も必要です。
規則正しい食事によって必要な栄養素をしっかり摂取してセロトニン分泌を促し、夜のメラトニンも着実に増やして行きます。
自律神経のバランスが乱れて代謝機能が低下し腸内環境が悪化しているとせっかくの栄養素が生かせない心配もあることから代謝アップも必要で、冷え性の人は自律神経を乱す血行不良を招かないよう冷え対策も肝心です。