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高血圧によって頻尿になる原因

高血圧を持病に持つ方で多い日常的にある症状の一つに「頻尿」があります。
ではなぜ頻尿になるのか?その原因は、その方の生活習慣と大きく関わってきますが、その中でも1番考えられる原因についてご説明します。

まず、高血圧になぜなるのでしょうか?その答えは普段の食事から塩分を過剰に摂取しているからです。
塩分は食事から摂取したあと体を流れる血液と混ざり合いますが、血液の働きの一つとして「体中の塩分の濃度を一定に保つ」という働きがあります。
そこで食事から過剰に摂取すると、血液が体全体の塩分濃度を保とうと水分を欲しがります。
水分を摂ると血液中の塩分濃度が薄まってくるので、本来の体に必要な濃度にしてくれるのです。

そして水分を摂ったあとは腎臓が働きます。
腎臓は塩分と水分の排出量をバランスよく調節することで血圧を上げたり下げたりしてくれる大事な臓器です。
体内に入った水分をろ過して老廃物や塩分を尿として作り出し、体の外へと排出する働きをしています。

従って、体が塩分を体内から排出しようと血液が水分を欲しがり、その水分を体外へと排出しようとするので頻尿になるといったことが起きるわけです。
通常日中、トイレに8回以上。
夜間1回以上行くと頻尿と認められますが、夜間1回以上トイレに行くことが数日から数ヶ月続くことで夜間頻尿となります。
夜間頻尿は腎臓が夜から早朝の間に血圧を下げようとするホルモンを多く分泌するので、尿を夜間のうちにたくさん作ってしまうのでトイレに行きたくなり目が覚めてしまうといった症状を引き起こします。

高血圧からくる頻尿・夜間頻尿の対策として1番挙げられているのが利尿剤を使用した対症療法です。
利尿剤を飲むことで、血液の塩分濃度を下げて血圧を下げる効果があります。
尿量が増えてしまうので日中のトイレへ行く回数は増えますが、日中のうちに尿と一緒に塩分を排出することができるので、結果、夜間に腎臓が過剰に尿を作る働きを抑えることができるのです。

利尿剤は夜間頻尿の症状を抑えてくれる

利尿剤の使用で腎臓が夜間に過剰に尿をつくる働きを抑えることによって、快適な睡眠を得やすくすることが可能となります。
血液中の夜間頻尿を抑制することは高血圧を防ぐことにつながり、早朝の快適な目覚めにもつながるため効果的といえます。
ただ、夜間の尿量を少なくする為だけに昼間に利尿薬を使うことは本来の利尿薬の目的から外れてしまうことにもなります。
ですので、夜間頻尿に対する処方に慎重な意見を持つ専門医も少なくありません。

もう一つの対症療法として抗利尿ホルモン剤と呼ばれるものを処方することもあります。
これは、子どもの夜尿症対策としてもともと作られた経緯があり寝る前に使用することにより夜間の尿量を少なくする効果が認められます。
利尿を我慢するためのホルモンを補う薬であり、本来は子供の夜尿症や尿崩症などに用いるのですが夜間頻尿にも使用されます。
ただ、注意しておくべき点としてこのタイプの薬には副作用が認められているため医師の指示を守ったうえでの使用が求められていることを留意しておくようにしましょう。

頻尿を抑える方法は、利尿剤を利用するだけではなく生活習慣の見直しと併用することによっても頻尿を抑制することができるためできれば積極的に対策していくようにしましょう。
家庭でもできる生活習慣の見直し方法としては、寝る前の水分摂取及び飲酒を控えるようにすることが大事です。
水分を摂取することでトイレに行く回数も増やしてしまう可能性につながるためです。

それから、寝る前に塩分を摂取することについても控えるようにしましょう。
もしも原因がはっきりしないというケースにおいては、泌尿器科専門医を受診して原因を突き止めることから始めることが重要となります。