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高血圧薬オルメテックの効果と副作用

高血圧の治療薬として最近広く使われているのが、アンジオテンシンII受容体拮抗薬(ARB)と呼ばれるものです。
オルメテックの有効成分はオルメサルタンであり、持続性が高いARBとして利用されています。

血圧を上げてしまう物質のひとつにアンジオテンシンIIというものがありますが、これがAT1受容体に作用してしまうと血圧が上昇します。
そこでこのふたつが結合することを阻害してしまえば血圧上昇を防ぐことが可能となるのです。
オルメサルタンにはこの結合阻害効果があり高血圧の降圧剤として利用されているのです。

ARBにはいくつかの種類がありますが、オルメテックには有効な特徴というものがあります。
まずは食事の影響を受けにくいという事です。
ARBのなかには食事の影響を受けやすい薬というものもありますが、この薬であれば食前・食後どちらでも服用が可能となるメリットがあるのです。

他にもプロドラック化された薬であるという特徴があります。
プロドラック化とは代謝されることにより薬の効果が活性化され、体内への吸収がよくなったり副作用を軽くしたりする効果が期待できるものです。

ではプロドラック化することでなぜ副作用を軽くすることが出来るのでしょうか。
その答えは体内に吸収してから薬の作用を発揮できるからです。
体内に吸収された後、作用してほしい場所に到達してから効き目を発揮して他の臓器への負担を大幅に減らすことが可能となります。

ARBはACE阻害薬と言われる降圧剤よりも効き目が強いとされていること、そして一緒に服用することが禁止されている併用禁忌薬がないといったことから現在広く使用されることになっています。
ただし妊娠中・妊娠の可能性がある人は使用は禁止です。
また服用中に手術などで麻酔をかける予定がある場合、意識低下となることもあるのであらかじめ医師に伝えておくことも大切です。
ARBは従来のACE阻害薬と比較すると咳といった副作用が出にくい薬ではありますが、全く副作用がないというわけではないと覚えておきましょう。

オルメテックは長期維持療法に向いてる高血圧薬

今までのACE阻害薬は咳といった副作用の発症が多かったため、長期治療に利用することが難しいという点がありました。
しかしオルメテックは咳といった副作用以外にも、目立った副作用が出にくいという特徴があります。
そのために長期維持療法に向いている高血圧治療薬と言えるでしょう。

高血圧の治療というのは主に降圧剤を用いることとなりますが、薬をやめてしまうと再び血圧が高くなってしまうために長期的に服用することとなります。
ですから副作用が少ないということは患者にとってとてもメリットの大きいことなのです。

長期維持療法に向いている点としては他にも、持続性があるということがあげられます。
1日1回の服用で降圧作用が持続するので、1日に何回も服薬しなければならないという負担を減らすことが出来ます。

オルメテックなどのARBは臓器保護作用があることも知られているでしょう。
高血圧治療というのは高齢になると増加するため、心臓や腎臓といった臓器への負担が少なく逆に保護してくれるということはとても嬉しいことです。
しかもオルメテックは降圧剤の中でも降圧効果が高く、血圧をしっかり下げていきたい人に向いている薬となります。
重症の高血圧治療での有効率も8割以上、腎障害を伴う高血圧患者への治療効果も7割近くありその有効性は認められているのです。

実はこの薬剤には少し変わった特徴があります。
通常の錠剤は水で服用するものがほとんどですが、高齢者の場合水ではうまく飲み込めない人もいるでしょう。
その場合OD錠といった水なしで自然に口の中で溶かして飲む薬を選ぶことが出来るのです。
年齢と共に段々と飲み込みづらくなってきた患者には、途中でOD錠へ変更することも可能ですから長期的な治療には向いている高血圧治療薬と言えます。